折返し運転

紀勢線が折返し運転しているそうな。

先日の台風13号の影響で、鉄橋の橋脚下の土砂が一部流出したことによる。

普通列車は亀山と船津、九鬼と新宮の間でそれぞれ折り返し運転、この船津と九鬼の区間はバスで代行。

特急列車は全面運休。

2004年9月の台風21号の水害の時、被害がひどかったのが旧海山町、わが旧紀伊長島町でも赤羽川にかかる紀勢線の橋脚自体が流され、レールが宙吊りになり、暫く運休した。

このときは特急も含め名古屋側は名古屋と紀伊長島間の運転。

特急列車は本数間引きで、紀伊長島行きとして全車自由席で運転した。

海山町の親戚も水害の被害に遭うたと聞いたので、近鉄電車とバスなら帰れるやろと、土曜日に手伝いに帰った。

これまで紀勢線が全面運休だったのが、この土曜日の夕方から実家の最寄り駅紀伊長島まで運転再開との情報を東京駅で仕入れ、紀伊長島までの自由席特急券を購入。

名古屋を19:45の特急に間に合い、ホームに向かうと、LEDの案内板に「特急紀伊長島」と表示、これは珍しいと携帯で写真を撮る(笑)。

先頭車両はこれまでのグリーン車から一般車に変わっていたので、先頭車両の先頭の席に座る。

パノラマカーほどではないが、ワイドビューを名乗るこの車両、運転席スペースとの仕切りはガラス張り、ライトに照らし出される前方がよく見える。

へー、こういう風に見えるんや。

濃尾平野の田園地帯、木曽三川の鉄橋、伊勢鉄道の高架、近鉄電車が立体交差、松阪、多気と過ぎて今度は山の中へ。

そして、伊勢と紀州のサミット荷坂を下ると紀伊長島到着。

当然、前方の信号は赤信号、運転席からキンコンキンコンとチャイムが連呼。

いつもなら特急を降りると鳴っているホームの先の踏切は、黙ったまま。

そうか、今はここから先へは進めないんや。

改札を出ると係員が代行バスに客を誘導していた。

何か不謹慎やけど、こういうアクシデントを経験するのって、嫌いではない。

追記:最近鉄道ネタが多いことに改めて気がついた、これまでもそうやけど最近出れて無い練習のこと意外のネタではやっぱコレ系が多いね、昔取った杵柄か…我ながら鉄っちゃん(笑)。