お寺
今年最後、鶴見の総持寺へ出かけた。
参道にはたこ焼きや焼きそばなどの出店の準備が始まっていた。
しかも、門の両サイドには門松が、頭上には「謹賀新年」。
そーか、街中はクリスマス一色やけど、ここはそれがないから一足お先に新年の準備。
ドコをみてもツリーは無かった(笑)。
当たり前か。
ウチのばあちゃんを始め、守ってくれている皆様に対し、墓参りに行かれないから機会がある度に横浜鶴見のこの寺(ウチの寺の大本山)に出かけてるんやけど、今年一年無事やったことのお礼と、来年もどうぞよろしくお願いしますと帰ってきた。
そういえば地元の寺も、正月には参道に出店が並ぶ。
我々が子どもの頃は「てらみち」と呼んで、楽しみにしていた。
定番やけど綿菓子、面、駄菓子屋にあるようなおもちゃの店などが短い参道ながらずらりと並ぶ。
一月一日早朝、ばあちゃんと江の浦大橋の上に行き、太平洋から昇る初日の出を拝む。
そして昼、大人たちはテレビに飽きた頃、ばあちゃんに手を引かれて「てらみち」に連れて行ってもろたりした思い出がある。
親戚が来た時にも「てらみち行こか」と誘われると「うん!」、何度でも出かけた。
「てらみち」自体が楽しかったこともあるが、商店街の一角のこの寺、向かいは「S堂」というおもちゃ屋さん、その隣は「A書店」、「てらみち」の帰り、ひょっとしたら何か買うてもらえるかも、てな下心が子どもながらあったのかも知れない(笑)。
今でも「てらみち」あるんかいな、じいちゃんばあちゃんに連れられた子どもらで賑おうとるんかいな。
うん、郷愁。
今年もあと、一週間か。