殴られた
今朝、少し早く出勤するのでいつもと違う電車に乗った。
座席の端っこの真ん前に立つ。
永山を出た時は、めちゃくちゃ混雑ってワケでも無かった。
ドア付近でウロウロしとる高校生がおる。
ドアにもたれてる人の顔の横から平気で手すりをつかんだり、新聞読んどる人に平気でぶつかったり、おかしな奴やと見ていた。
しばらくすると、「何睨んでんだよ、おまえ」。
おんどれにお前呼ばわりされる筋合いあるか!と思たんやけど、通勤電車の中やし、腹は立つがシカト(語源は鹿頭ですって、花札の)、ほっといた。
しばらくすると、奴は不可解な行動にでた。
携帯でワシを撮影しようとする。
「何するんだよ」
携帯を床にたたきつけた。
携帯ブツケ事件、またかよ(笑)。
朝から鬱陶しいので、それでまたほっといた。
やっぱ変なヤツ。
イライラする。
駅ごとに人が乗り込み、混雑してきた。
調布を出てしばらくすると、人を掻き分けて近づいてきたかと思たら…、ワシの肩を殴った。
はい、瞬間湯沸かし器点火。
今日はブースター付。
えええええい、電車の中でもかまうか。
「!!!何するんじゃ〜!!!」
反撃に出る。
ちなみに、少林寺拳法の技は使ってません。
こんなガキに使うのはもったいない、って瞬間に考えた。
ゆえに、実践デビューしたワケではありませんので、念のため(笑)。
周りの人が空間を開ける。
ボコボコにしたろかと反撃に出たら、ヤツは急変。
腰が抜けたのか、座り込んで「ごめんなさい、ごめんなさい。痛くしないで。怖い顔しないで」
は?
拍子抜け。
やっぱ、彼はフツーじゃなさそう。
ワシの苗字と同じ都立高校の刺繍が入ってたけど、こんなヤツでも入れる高校なん?
馬○を相手にするのも嫌やけど、車内で大声あげてしもたからには、後には引けない。
そうそう、大勢いるのに、誰一人加勢しない(当然だが)し、割って入る人もいない、今思うと残念。
はい続き、「何で、そんなことすんだよ。次で降りろ、つつじで一緒に降りろ(ちょうどワシの下車駅やし)、駅員さんに話して、おまわりさんとこ行くぞ」
小さい子供を「叱る」時のように、話かける。
「やだあ、やだよ」
ホンマ、子供。
こっちだって、引き下がれなくて大人気ないけど、他人にそんなことしたら、どういう風になるか、教えてやらなければ、小学生レベルの高校生に。
チンピラみたいな若者なら、ホンマに底へ向けて(長島弁で「超思いっきり」)ボコボコにしたるトコやけど。
つつじヶ丘に到着。
腕を後ろに捩じ上げて(おっと、これだけ練習のときにやったなあ)、ヤツを引きずり降ろす。
「駅員さんいますか!」
隣のドアのとこ、目の前にいた(笑)。
事情を説明すると、反対側の腕をつかんで「事務所行きましょう」。
まだ騒ぐ「やだやだ」、デパートで欲しいものを買ってもらえずに駄々をこねる幼児を同じ。
改札横の事務室、券売機の裏とか並んでる部屋。
さっきの人は駅長?助役?帽子の帯の色が他の人と違う。
駅員さんに詳細を説明する。
駅員さんは「警察よぶか」。
ヤツは一向に話を聞かない。
「ごめんなさい」「ヤダヤダ」「遅れちゃう」騒ぐだけ。
自分が何したか解かってるのか、解かってないのか…。
ホームから連行してくれた駅員さんも「フツーじゃないね(苦笑)」。
とりあえずは、とりあえずですよ、ワシを見て「ごめんなさい」がでたので、ワシも時間無かったし、駅員さんに「警察はいいですから。こういうコトしたら、どういう目にあうか教えただけですから。お騒がせして申し訳ありませんでした」とワシは帰ってきた。
「わかりました、後はお任せください(笑)」と駅員さん。
カッカカッカする頭を冷やしながら、会社に向かったのでした。
皆さん、電車の中ではどんなヤツがいるかわかりませんよ、お互いマナー、ルール、守りましょうね。