可能性の

先週、先生がブログで「縁」について書かれた時、その中に登場したSakuyama先生の著書、「可能性の種子たち」を読み返した。

以前、一度先生にお借りして読ませて頂いたが、どうしても手元に欲しくなり、Amazonで購入していた。

茶帯になるかならんか位の頃に読んだのと、今では当たり前やけど理解度も違う。

色々納得しながら読み進めた。

電車で、昼休みに、帰りの駅前のコーヒーショップで。

あとがきにS先生はこのように書かれていた。

「…私は不思議なことに気が付いた。『何か』を求めて歩き続けていると、思いもしなかった出来事や人に出会うのだ。それが新たな道の始まりであり、『縁』であると知った。いわば天の導き、人の助け、である。そのことを身をもって体験し、私は、自分を超える大きな計らいと、人の縁によって「生かされている」ことに気づいた。」

「何か」を求めるワシの歩みなどS先生の足元にも及ばないが、こないだから書いている不思議な「縁」について、自分で感じている不思議さを的確に表して下さっている。

ほんの少しでもS先生と似たような経験を持っている事、少林寺拳法という同じフィールドの隅っこに立たせてもらっている事、そして自分も可能性のある「種子」である事、実感できて素直に嬉しい。

読み終えて、また少林寺拳法の魅力に更に引き込まれた気がする。

本気でそう思う、そういう本です。