甲子園

毎年、惹き付けられる。

甲子園。

「こうしえん」、綺麗な響きやし、歴史と言うか言葉で言い表せない重みみたいなんもある。

土曜日、昼間出かけた時、高校名のプラカードを持った球児らを大勢見掛けた。

開会式へ出かけるんやな。

毎年毎年、色々な逸話が出てきますな。

今年も大分の県立高校で、左半身が不自由な投手が先発、てな記事が目についた。

中学生の時、脳こうそくで倒れ、左半身不随になりながらも野球を続け、投げるのは取り戻せたらしいんやけど、左でグラブの捕球がままならない。

今の新チーム結成する時、チームメイトは、彼が投げるとモチベーションがあがると彼を投手においた。

当の本人も、もし打たれても後ろが助けてくれる、と全面信頼している。

田舎の私立高校で、都市部の有望選手を集めて甲子園に出るシステムは大嫌いと以前書いた。

この大分のチームの主将、部員、監督はすばらしい。

ハンディキャップを持つ彼も自分も同じグラウンドに立ち、マイナス部分は全員でフォローする。

勝つことだけが至上主義ではない、高校野球を教育として見た時の「超・手本」、学校教育の原点てこんなんちゃうかなと思う。

一丸となった彼等の結束は死ぬまでゆるがないはず、素敵なコトです。

こんなんて、うらやましいよなぁ。

こういうのもワシを惹き付ける高校野球の魅力。

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