行商人

新宿駅で、ブリキのカンカンを背負った小柄なおばあちゃんを見かけた。

千葉から来たんかなぁ。

昔、実家が干物の加工販売をやっており、何件も魚屋が並んで、店の前の通りを挟んで魚市場、当時は毎朝、近郊から行商の人たちがカブやリヤカー、そして荷物を背負って仕入れに来てました。

近鉄には「鮮魚列車」という伊勢志摩行商人組合専用の電車があります。

伊勢志摩で揚がった魚を奈良や大阪へ行商に行く人の電車です。

荷物が大きいし、匂いもするし、一般通勤客への配慮から専用電車を仕立てたようで、ずいぶん歴史もあるようです。

車両はロングシートのフツーの通勤電車のおさがり、改造してトイレを付け、停車駅も特急と同じ、ずいぶん快適なようです。

行商人の数も減り、今も走ってるか定かではありませんが。

全国的にも珍しいそうです。