「ロマンスカー」

村下考蔵のアルバム「同窓會」をひっぱりだして聴いてみました。

彼が亡くなってから発売になった、ベスト盤的な一枚です。

二曲目に「ロマンスカー」という曲があります。

そう、小田急の特急ロマンスカーです。


♪窓の外を光る電車が
町並み抜けて走った
夢を乗せたロマンスカー
何度も見てた寄り添って…


和歌山のD君が「ええ曲やで」と、教えてくれた曲で、村下孝蔵の中ではワシの一番好きな曲です。

アルバムのノートに、村下さんも一番気に入った曲だとありました。

しかも小田急線から(旧型の)ロマンスカーがなくなる日に、彼は病に倒れたんだそうです。

「奇妙な縁」だと書いてありました。

不思議な事ってあるんですね。

結果的には…ですが。

でも「縁」って、意味深な、重たい字に見えてきました。

我々の知らない、わからない、見えない、「力」や「つながり」みないなものが、あるんでしょうか。


ロマンスカーを見かけると、心の中で口ずさんでしまいます。


♪君の好きなロマンスカー
二人の日々を駆け抜け
夢がにじむ遠い夜空に
名もない星が流れた
君はいない…