ボンネット

50年以上走り続けてきた、ボンネット型の(元)特急車両がこの春で無くなるそうな。

ワシ、この車両は北陸へ行く雷鳥のイメージがある。

新幹線できる前のこだまってこの車両やったんかいな。

今は、金沢から上野へ行く急行能登で使われているのみ。

これのディーゼル版もあった。

キハ81。

引退までの最後の花道は紀勢本線

大阪の天王寺と名古屋を結ぶ、紀伊半島一周の特急列車「くろしお」。

くろしおは、天王寺から白浜、新宮行きが大半やけど(いまもそう)、一往復だけ名古屋行きがあった。

グリーン車2両と食堂車まで付いている豪華編成、これぞ「国鉄の特急」みたいな。

10両前後の編成やったんちゃうかな。

今のワイドビュー南紀紀伊半島東側のみ、4両編成。

盆、正月の繁忙期には最大7両まで増結、ワシ正月に乗ったときも6両やった。

当時の豪華さ、重厚さは無いが、ステンレスにオレンジのライン、大きな窓をデザインしたスマートな車両は、当時とは比較できないくらいの高性能、スピードで駆け抜けていく。

快適さでは今のほうが全然良いに違いないが。

ボンネットのくろしおが走っていた頃、ワシ小学生。

急行や鈍行しか乗ったことなかったので、このボンネットのくろしお、乗ってみたかった。

小学校の教室の窓から紀勢本線が見え、くろしおが通る時間には窓の外が気になってしょうがなかった。

デザインこそJR各社違ったりするが、そんな「あこがれ」的な列車は、今はほとんど無い。

乗ってみたい、って…、んんん、「カシオペア」と「トワイライトエクスプレス」くらいかな。

この寝台特急、子どもの頃の「乗ってみたいあこがれ」を思い出させる。

ちなみに、昔我が家の前を走る三重交通のバスもボンネット車があったらしいが、覚えていない。

今のと同じ箱型のワンマンのイメージしかないなぁ。