東急ウラ

昨日の帰り、早よ帰れそうやし、どないしよかなと考えていたところ、先に会社を出たYやんから携帯に着信が。

「今日早く帰れそうですか」

考えることは同じらしい(笑)。

「行こか」「はい」

バスで吉祥寺へ。

いつもの駅前から少しだけ足を伸ばし、東急のウラの方へ。

(近鉄ウラではありませんので念のため…(笑)、分かる方だけですが)

このあたり、東急から第一ホテルの裏辺りは閑静な住宅街と繁華街の境目、静かな街にブランドの路面店や大人向きの静かな店が並ぶ。

「この辺来るの初めてですよ」

「いつもの駅前の賑やかさとちょっと違うやろ」

というわけで、「蔵」へ行く。

予約席の札があちこちに置かれており、すでに宴会が始まっているグループもある。

がっ、見る限り我々よりも上の世代のみなさん。

やはり「大人」の店ですわ。

ま、その点では駅前のチェーン店の居酒屋と比べれば、若干お高いが、酒の種類も多く、料理の質も段違いに良い。

コの字型のカウンター席の隅に我々二人案内される。

マスターと思しき人が「今日はご予約いただいたお客様が多く、隅の方のお席しかご用意できなくて申し訳ございません」とわざわざ挨拶しにきてくれた。

ここの店、吉祥寺に他にも系列店があり、何年か前の少林寺拳法の忘年会で利用した。

そのとき、もう一つの店(MARU)の大将も少林寺拳法有段者であることがその場で分かり、席まで来てもらったことがあった。

その時いただいた名刺には「取締役」、おいおい、居酒屋の大将やけど、会社の役員やん。

その時の店の印象も大将や店員の印象も良かったので、気に入ってたんやけど、やっぱり社員教育みたいなのは行き届いているようです。

ゆえに、駅から少し離れた立地条件でも、このお客さんの数。

納得。

旨い料理をつまみながら、ええ話が進む。

会社の宴会やとこんなことありえないが、二人だけやと二人で「語る」のさ。

ワシのほうが一回り以上年上やけど、彼から学ぶことって結構あったりする。

年齢って要素、重たいかなとも思っていたが、それよりその年齢までどのように考え、どのように生きてきたか、そしてどのように先を見ているか、そのほうが年齢の差より重い、そう中身デス。

そういう意味では、彼の人生は濃い。

27歳、ワシから見て人間的にきちんとしており、しっかりした大人、彼はワシも対等に話が出来る数少ない後輩であります。

色々な意味で可愛げがあって、男の兄弟がいないワシには年の離れた弟のような感じもするのです。

こんな年齢差の大きい友達関係もアリやな、そう思った夜でした。