ブルートレイン
東京大阪間の急行銀河をはじめ、ブルートレイン数本が廃止になった。
昔、地元にも東京行きのブルートレインが走っていた。
家に貼ってあった紀伊長島駅の時刻表、「亀山」とか「急行名古屋」に混じって、夜の九時半過ぎに「特急東京」が光っていた。
当時ブルートレインがブームだったこと、さらには東京が小学生にはあこがれであり、乗りたくて仕方なかった。
前にも書いたが、朝五時過ぎの下りの特急紀伊の写真を撮りにも出かけた。
夏休みだとすでに明るいもんね。
山陰の方へ行く、特急いなばと併結して東京を出発し、名古屋で分割、後ろの8〜14号車の6両が紀伊勝浦行きやった。
短い編成やのに、14号車って不思議な感じがしていた。
それも高校の頃のダイヤ改正で廃止され、その後東京直通アクセスは、高速バスにとってかわった。
今朝もラジオで銀河廃止のニュースのコメントで、特急網が整備され、新幹線が出来た頃から「旅」のスタイルが変わってきたという。
昔の列車は窓が開いたので、その土地土地の匂いを嗅ぎ、土地土地の駅弁を食べ、というのが一般的で、「旅」の楽しみの一つやった。
そういう時代に戻れないですかね、なんて話してた。
なるほど。
そう戻れないのなら、今の旅のスタイルでの楽しみ方を見つけ出せばよい。
そう思った。
通勤電車の中で。