命の優先順位
JR事故の特番を見た。
どう考えても、競合路線に勝ち、儲け第一だけとしか見えませんな、JR西日本。
また保身主義や隠蔽体質も見え隠れしているように思えてなりません。
便利に接続するダイヤも大事、速達性も大事、乗車チャンスと西日本が呼ぶ本数も大事、しかし一番優先されなアカン「安全」を見落としてましたね。
自分の会社が運ぶものを「命」やという認識がいっこもあらへん。
モノは壊れたら、修理して使うことができるけど、一度失った「命」は二度と戻らないことを解ってない。
インタビューに答えた男性が、涙流しながら「将来のある子やで…、命返して…」唇を噛み締めてました。
世間はゴールデンウィークと浮かれてますが、少なくとも106の家族と怪我をした大勢の方々、その家族、友人の皆さんには、そんなもんありません。
警察も消防も国土交通省も、そんなもんありません。
ましてやJR西日本の役職員なんてあるわけがない。
企業と企業やから、競争は当たり前、どんどんやってもろてかまわへん、結果は客が出してくれる。
銭儲けの為に最優先とすべき「安全」を後回しにした鉄道会社は、社会の信頼を失い、なにより106の尊い命を奪い、大勢の人生の歯車を狂わせました。
ニュースを見るたびに、まったく関係ないワシまで腹立たしく、悔しく、泣けてくる。
関係者の方々の心中はいかばかりか、お察ししたします。
心よりお見舞い申し上げます。
亡くなった方の命も、そして会社の信頼も永久に戻りません。