イブで思い出した!

コンビニの前で、テーブル出してケーキを売ってるのを見かけました。

二十歳位のころ、ローソンでバイトしてました。

その日はイブ、同じように店の前に屋台出して、クリスマスケーキとシャンペンを売ってました。

最終の地下鉄で帰宅、風呂わかす間、こたつで俯せになって雑誌を読んでたんですわ。

肘ついたまま「ふぁ〜あ」大あくび。

コキッ!

あら、あごがもどらん!

あら、あら、どないしよ。

夜遅かったけど、隣の部屋の人(この人も三重県人)をノックして、「あ〜あ〜」と喋れやんから口を指さしたら「よっしゃ」とタオルを貸してくれ、車で八事日赤の夜間救急窓口へ。

手続きをしてくれとる間、夜間の待合室、熱出した親子がいっぱい。

一人の子供がワシの顔を覗き込み、親のトコへ戻るなり「ママ〜、あの人あごがはずれちゃったんだって」と大声で。

「しっ」子供の口をふさぐママと目があった。

くそがき〜、と思た瞬間、名前を呼ばれた。

医者は開口一番、「喧嘩でもしたんですか」。

「じつは…」しゃべれないから筆談。

すごくじれったい。

「他に異常がないか念のためレントゲンをとりましょう」

つきそいの看護婦は、まだ若く、同い年くらいか。

「鏡見ます?」廊下の鏡を見た。

ぽかーんと口を開けたまぬけな顔。

診察室に戻ると、歯医者の椅子のような椅子に座らされ、さっきの看護婦に後ろからヘッドロック

「ちょっとがまんしてね」と先生はワシの口に両手の親指を入れ、両手であごの骨を持つ。

ゴキッ!そんな音がした。

「はい、戻りましたよ」

口を開けしめ、あ、出来る。

喋れる!

なんとか治りました。

「くせになりますからね、気を付けて」と先生。

散々なクリスマスイブでした。


翌日、母に電話した。

心配してくれると思いきや、大爆笑!

しかも正月に帰ったら、親戚中このこと知られてました。

おかやんのせいや

正月も散々でした。

(^^;今となったら笑い話ですけど。